東大寺 法華堂の須弥壇、創建以来初の本格修理へ(毎日新聞)

 奈良市の東大寺は22日、天平時代の創建で同寺最古の建築とされる法華堂(三月堂、国宝)の須弥壇(しゅみだん)を、来年度から3年間の予定で修理すると発表した。仏像を安置する壇で、本格的な修理は創建以来初めて。仏像も順次修理する。終了後、4体は新施設に移す予定で、「天平仏の宝庫」と言われる堂内の風景が変わることになる。

 須弥壇はシロアリの影響などで以前から劣化が指摘されてきた。現在は下からジャッキで固定しているが、地震対策もあり修理することになった。このため、今年5月18日から7月31日まで堂内の拝観を停止する。

 壇の上には、本尊の不空羂索(けんさく)観音立像や四天王立像(いずれも国宝)など天平時代の乾漆像9体と塑像5体、中世の木像2体の計16体が並ぶ。

 8月から拝観を再開するが、修理期間中は伝日光・月光菩薩立像、帝釈天像、梵天像(いずれも国宝)、地蔵菩薩像、不動明王像、弁才天像(いずれも重文)の7体だけで、9体は奈良国立博物館などに移して修理。南側の礼堂からガラス越しでの拝観になる。さらに、11年10月以降は、日光・月光菩薩など4体を境内に建設中の収蔵・展示施設「東大寺総合文化センター」に移す予定。

 また、法華堂の拝観停止中は、鎌倉時代の僧の肖像、重源(ちょうげん)上人坐像(国宝)が安置される俊乗堂を特別公開する。【花澤茂人】

【関連ニュース】
両堂記:東大寺二月堂全焼時の様子、詳細に 奈良博で公開
奈良県議会:東大寺大仏殿で議会 12月に 23年ぶり
本山葬:筒井寛秀さん=3月29日午後1時、東大寺本坊
東大寺:次期別当に北河原院主を選出
訃報:筒井寛秀さん88歳=東大寺長老

少女側が告訴取り下げ=元Jリーガー釈放−東京地検(時事通信)
トカラ列島で震度3(時事通信)
<裁判員裁判>初の「区分審理」決定…大阪地裁(毎日新聞)
北海道教組から民主・小林議員側へ1000万円超の裏金か 札幌地検が捜査(産経新聞)
国連の温暖化報告書、誤記や金銭問題浮上(読売新聞)



このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。