「酸っぱい」カツ重に続き、今度はトンカツ(読売新聞)

 生活協同組合「コープかながわ」のハーモス荏田店(横浜市青葉区)が売れ残りの廃棄用生肉をカツ重にして販売した問題で、新たに横浜市と静岡県のコープ5店でも内規に反し売れ残りの廃棄用生肉をトンカツにして売っていたことがコープの内部調査でわかった。

 コープが8日に記者会見して明らかにした。健康被害などの苦情はないという。

 発表によると、5店は横浜市青葉区と緑区の2店と静岡市葵区の2店、静岡県藤枝市の1店。5店は3月28日に仕入れ、販売した生肉「ロースカツ」の売れ残りを冷蔵保存し、翌29日に油で揚げ、前日と同じ値段の1枚198円で計380枚を販売していた。理由についてコープは「もったいなかったからでは」としている。

 コープはほかにも同様のケースがないか調べるとともに神奈川、静岡、山梨3県の店内調理施設がある62店で8日から当面、総菜調理を自粛する。

 商品の仕入れを担当する「ユーコープ事業連合」(同市港北区)の畑清志・店舗事業本部長は会見で「組合員や消費者に不安、心配をかけた」と陳謝した。

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